このブログでは、7年以上のビジネスホテルでのフロント業務経験をもとに、役立つ接客英語フレーズを紹介しています。
近年、インバウンドのお客様が増えてきており、ホテルフロントでの英語対応が重要になっています。そこで、実際の現場でよく使われる、またはお客様からよく聞かれるフレーズを、私の経験を元にお伝えします。
2室以上で外国のお客様が宿泊されに来た時の英語
どの人がどの部屋を利用したいのか聞く場合

Could you let me know which guests will share each room?
どの方がどのお部屋を共有(利用)されるか教えていただけますか?
海外の方はほぼファミリーで来られます。
その場合、2部屋以上お部屋を使用する場面が多くなります。
ホテル側としては念の為に誰がどの部屋に滞在するのか知る必要があるため、お客様に聞く必要があります。
そんなときに使えるフレーズです。
「○○さんのお部屋はこちら、□□さんのお部屋はこちら」とこちらから案内するとき

Room 101 is for Mr. Smith, and Room 102 is for Mr. Johnson.
101号室はスミス様、102号室はジョンソン様のお部屋です。
もしスペルの読み方が分からなくて読上げるのが困難であれば、

Room 101 is for this guest , and Room 102 is for this guest.
(書かれている文字を指さしながら)101号室はこの方、102号室はこの方です。
【for】は「~のための」「~用の」という意味です。
この【for】をつけないと、「101号室=スミス様」という意味になり、まるで101号室がスミス様そのもののように聞こえてしまいます。違和感がありますよね。
察しの良い人なら理解してくれるかもしれませんが、ほんのひと手間で正確に伝えられるので、きちんと【for】を入れて話しましょう。
まとめ:あわてず急がずゆっくり英語でOK
海外のお客様が大勢いらっしゃると、正直焦ってしまいます。
しかし、そんなときこそ、あえて落ち着いてゆっくりと英語を話すことが大切です。
その方が相手に伝わりやすく、自分の頭の中も整理しやすくなります。