このブログでは、7年以上のビジネスホテルでのフロント業務経験をもとに、役立つ接客英語フレーズを紹介しています。
近年、インバウンドのお客様が増えてきており、ホテルフロントでの英語対応が重要になっています。そこで、実際の現場でよく使われる、またはお客様からよく聞かれるフレーズを、私の経験を元にお伝えします。
今回は意外と聞かれる「お湯を頼めますか?」です。
お客様からどこにお湯はあるのか、もしくはどこで(水を)お湯にしてもらえるのか聞かれることがあります。
※少なくとも私は業務中、何度も聞かれたことがあります。
そんなときどう返すのか?肯定否定に分けて説明していきます。
お湯はありますか ➡ご用意できる場合

Do you have hot water ?
(お湯はありますか?)
【have】は”持っている(所有)”の意味もありますが、”ありますか(存在:提供)”のニュアンスもあります。

Yes, we do. Let me get some for you.
(はい、ご用意できます。お持ちしますね)
お客様が直接水の入ったボトルを持ってきて「これを温めることできますか?」ときたら、
「Yes, I can. Please wait a moment.」と言って一旦席を外しましょう。
※ホテルの事務所などで作成可能な場合
お湯はありますか ➡ご用意できない場合

Do you have hot water?
(お湯はありますか?)

I’m afraid we don’t provide hot water here.
(申し訳ありませんが、こちらではお湯のご用意がございません)
お部屋の湯沸かしポットをお勧めするとき
フロントデスクではお湯は用意できないけど、お部屋で作れますと言いたいときですね。↓

You can heat it using the kettle in your room. / Please use the kettle in your room.
(お部屋のポットで温めることができます)(お部屋のポットをお使いください)
【kettle】で通じなかったら【electric kettle】で伝えてもいいです。
【kettle】だけだともしかしたら「やかん」と認識する人もいるので。
あと水はどこ?って聞かれるかもしれません。
お部屋の水を利用してください、と言いたいときは、
You can use tap water to boil in the kettle.(ポットで水道水を沸かしてご利用いただけます)
補足・・・国によっては水道水がダメとかあるのかな?
一応私の勤めていたホテルは大丈夫だったので。※【tap water】 は水道水という意味です。