このブログでは、7年以上のビジネスホテルでのフロント業務経験をもとに、役立つ接客英語フレーズを紹介しています。
近年、インバウンドのお客様が増えてきており、ホテルフロントでの英語対応が重要になっています。
そこで、私の経験を元に実際の現場でよく使っていた英語フレーズをお伝えしていきます。
今回は【宅急便の受付】です。
その中でも特によく頼まれる「お客様が滞在中ホテルから次の宿泊先ホテルへ荷物を送るときの対応」です。
全くの無知で挑むとかなりの時間を消費してしまうこの対応。
そうならないためにも、ここで使える英語応答フレーズをあらかじめ覚えておきましょう。
英語を使った宅急便対応:受付から宛先確認まで
最初の宅急便受付【お客様からの依頼】

Can I send a package from here?
宅急便をお願いできますか?
他の表現:Do you have a shipping service?(宅急便の受付はやっていますか?)

Yes, we can send your package from the front desk.
はい、フロントからお客様の荷物を発送できます。

Do you have a shipping label?
送り状はお持ちですか?
もし【shipping label】が通じなかったら、
Do you have the document for sending the package?
荷物を送るための書類はお持ちですか?
↑のように言い換えてもいいです。
お客様が送り状を持っていなかった場合の返答

No problem. We have shipping labels here.
問題ありません。こちらに送り状があります。
お客様に宛先などの記入を頼まれたときの対応

Could you fill out the shipping form in Japanese for me?
送り状を日本語で書いてもらえますか?

Of course.
May I have the name, address, and phone number of the hotel you’re sending it to?
かしこまりました。送付先のホテル名と住所と電話番号を教えていただけますか?
英語を使った宅急便対応:送り状の記入(必要事項の確認)
お客様(受取人)の名前を再確認

Could you tell me the name of the person receiving the package?
荷物を受け取る方のお名前を教えていただけますか?
おそらく、実際の送り状の宛先[名前]の欄には次にお客様が宿泊するホテル名が入るとは思いますが、宿泊者の名前も脇に記入する必要がありますよね。
これを書かないと次の受取先ホテルがこの荷物が誰宛のものなのかが分からなくなります。
またお客様が複数人居る場合は、その中の誰の名前を記入する必要があるか確認したいところです。
改めてしっかり聞くようにしましょう。
送り先ホテルの予約番号を確認

May I have your reservation number for your next hotel?
次の宿泊先の予約番号を教えていただけますか?
同じく受取先ホテルが分かりやすいように予約NOも聞いておきましょう。
荷物の内容物を確認

Could you tell me the contents of your package?
荷物の内容を教えていただけますか?
送り状には中身の内容も書く必要があるので聞く必要がありますね。

There is(are)○○○ inside.
○○○が入っています
良くある内容物は以下ですかね。
There is some food inside.「食べ物が入っています」
There are clothes inside.「衣類が入っています」
※追記:割れ物がないかきいておきましょう

Are there any breakable items in your package?
荷物の中に壊れやすいものはありますか?
希望のお届け日と時間を確認

What date and time would you like for the delivery?
配達の日付と時間はいつがよろしいですか?

I’d like it to be delivered on the 12th at 10 AM.
12日の10時に届けてほしいです。
※場所によってはお客様から聞いた日付通りには届かない場合がありますよね。
そんなときは以下のフレーズで、

Sorry, it won’t arrive on that date. The earliest is on the 13th from 3 PM.
残念ながらそのお日にちには届きません。早くても13日の15時からのお届けになります。
集荷日も付け足して言う場合、

The pickup is at 10 AM tomorrow, and delivery will take two days from then.
集荷が明日の10時なので、そちらから数えてお届けまで2日間はかかります。
荷物の大きさや重量を測る

We need to check the size and weight to determine the shipping cost.
Please wait a moment.
発送料を確認するために、サイズと重さを測る必要があります。
少々お待ちください。
【determine】➡ ここでは発送料を「算出する・確定する」という意味で使っています。
発送料を伝える

Thank you for waiting.
The shipping cost has been determined.
It will be 2,000 yen.”
お待たせしました。
発送料が確定しました。
2,000円になります。
料金の伝え方としては、
The total is 2,000 yen.(合計は2,000円です。)
The shipping fee is 2,000 yen.(発送料は2,000円です。)
とかでも良いと思います。
【It will be ~】:willって聞くと未来の「~だろう」を想像すると思うんですが、直訳すると変ですよね。
なので何でここで使われるのかって考えたときに、確定した未来を言っているから「~だろう」ではなく、「~です」と訳してるというイメージで考えると分かりやすいです。
最後に:次の宿泊先ホテルへ問い合わせはした方が良い(念の為)
お客様が次の宿泊先に荷物を送るときに万が一のためにもホテルからホテルへ連絡は入れておいた方が良いと私は思います。
お客様が日程を勘違いしてるかもしれないし、「予約が入ってない!」なんてこともあり得る話だからです。
事前の防止のためにも連絡は入れておきましょう。

