こんにちは、プッキー(@pukky)です。このブログでは主に資格勉強について個人的ノウハウを発信しています。
資格勉強のやり方ってよく分からない。問題集ってとりあえずいっぱい買っとけばよいの?
僕の経験だと「これと決めた問題集を繰り返し解く」ことがおすすめの勉強法だよ。
今回は上記のやりとりについて、私自身の長年に渡る独学での資格勉強「合格」経験から、その【真髄】について解説いきます。
「同じ問題集を繰り返し解くことになぜメリットがあるのか」を説く
- 記憶を定着させる方法
- パターン把握に強い勉強法
- 陥りがちなNG勉強法
今回の記事では、勉強で使用する「問題集」という媒体を通し、どういった学習方法が記憶として定着しやすいかを個人的見解に基づいて説明していきます。
私の長年の「独学勉強経験」の数ある失敗があったから書ける内容でもあります。
とはいえ基本的な大前提はそんなに難しいことじゃありません。
これと決めた問題集を何周も何周もする
これに尽きます。なので
- 4冊も5冊も問題集を買う必要は無いということ、
- 1周勉強して終わりでなく、何周もすること
ということになります。
とはいえ重要なところはもっともっと深い所にあります。それを順に説明していきますね。
ではまず私の失敗体験から見ていきます。
繰り返し同じ問題を解くことの必要性を説く~まずは私の過去失敗例から~
私自身、独学での勉強がまだ初心者だったころは、
「この資格に挑戦しよう」
そう思い立って実行しても、なんだかんだで続かないことが多々ありました。
そして悲しいことに勉強の途中で「やっぱり自分の頭じゃ無理だったんだ」と誤解をしてしまうようなことがよくあったのです。
例えば下記のようなケース。
- 楽観視特に下調べせず問題集を買う
自分に合ったモノなのか特に選考しない
- 不明瞭問題集は1周すれば満足、また違う問題集を購入する
とにかく冊数を増やすことが努力の証であり、理解や落とし込みは二の次
- 挫折そして、3冊目の途中くらいでゴールがみえなくなる
問題は相変わらず難しい・・・。この資格、自分には向いてないのかもな。
頭脳明晰で、一度目にしたものはすぐに記憶できる、という人なら上記のような形でもいけそうです。
そして何を思ったか自分もそんなレベルを有している、だから同じようにやればいけるって思ってたんです。
でも実際は鼻で笑うくらい違いました。
【キーポイント】君はもう一度その問題に出会ったとき解けるの?
もう一度その問題に出会ったとき解けるのか?
こんな簡単な問いをうやむやにしていたんです。
先ほどのケースで言いましょう。1周はしてるから1度はその問題と出会っています。でももう一度出会っても解ける自信はない。
だからそれを埋める為に違う問題集に移る。
・・・イヤ、そうじゃないんだよと。
もう一度その問題に出会っても解けるために、その問題を繰り返せということなんですよ。
だいいちこれだとその1周がもったいないですよね。
記憶や理解の断片は残っている。でも断片だけだとその扉のカギは開かない・・・としたらそれって結局ただの断片(かけら)でしかない。RPGゲームでよくあるパターンです。
宝の持ち腐れですよね?
多分解けるというのも心許ない
そして「多分解ける」という思考もダメなんですよね。
例えばある設問を2分の1の確率で解く自信があるとしましょう。
で、それが30問あるとしたら普通に合格点いきそうにないですよね。※本番はこれにプラスしてケアレスミスも出てきます。
【記憶】に関して考えを掘り下げてみる
「1度出会っただけでは記憶として心許ない」
↑これをもっと掘り下げてみます。
例を挙げましょう。
下記のような状況があるとします。
別にたいした例でもありませんが、ちょっとこの場面を想像してみてください。
街を歩いているときって沢山の看板(文字)やら建物やら人やらを見ていますよね。
でもそれ、後から振り返って1つ1つきっちりと覚えていますか?
「目的地や目的があって見たものはそれなりに覚えているけれど、それ以外は微妙」って感じじゃ
ないでしょうか。
それってつまり、
見てるはずなのに引き出せない
ってことですよね。確実に見てるのにですよ。
では次に、先ほど挙げた(例)を実行する前に、
「これから何度もその場所(街)で遊ぶ予定だからしっかり目印やルートを覚えてきてね」
と言われたらどうでしょう?
おそらく大部分の人が「意識して」街並みの風景を覚えようとするんじゃないでしょうか。
「意識付け」を行えばある程度記憶には残せるはずです。つまり意識するかしないかで雲泥の差が生まれるってことです。
そしてこと勉強においてはその「意識付け」を(半ば強制的に)もっと強固なモノにする必要があるんです。
「それが大事なモノなんだと刷り込ませること」が学習のカギ
じゃあ勉強に置いて「意識する」ってどういうことか?
私は以下のように考えます。
「これって重要なことなんだよ」、「忘れちゃいけないことなんだよ」と、脳に指令を出すこと
これは私の脳みそだけのことかもしれませんが(読者様の判断に委ねます)、
脳って相当頑固で「問題集」や「テキスト」のような喜怒哀楽のない文字の羅列を見ても「それが重要だ」とは中々認識してくれない、気づいてくれないんです。
じゃあ気づかせるにはどうするか?
繰り返して刷り込ませるんです。「これってそんなに大事なことなのね」と脳に分からせる必要があります。
じゃあこれを学習に置き換えれば?それはつまり「問題集を何周も周回する」ということになります。
同じモノを繰り返し何周もする
ここでまた一つ例を。
新しい職場にあなたが配属されたとします。新しい環境では最初、沢山の従業員の名前を一度に覚えるのは難しいですよね。
でも何日も職場に通っていけばイヤでも名前を覚えていきますよね。それは何度も何度も出会った結果です。
この記事で述べている学習においても同じことがいえます。
つまり何周も繰り返すことで同じ問題と出会い、記憶するということです。
もう少し言い方を変えて分かりやすくしてみます。
その問題において、一旦離れてまた出会う、一旦離れてはまた出会うを繰り返します。
さらに突き詰めるとこれは、
その問題において、出会っては思い出し、出会っては思い出しを繰り返していることになります。
要するに思い出す力を鍛えてるようなモノです。
問題集を周回していき、最終的には瞬時に思い出せるまで鍛え上げていく訳ですね。
その基礎力(思い出すスピード力)が有れば応用力にもプラスになる
問題をパッとみて瞬時に解ける力がつけば全体的に余裕ができます。時間消費に関してもそうだし、何より系統が似たような問題に出会った時に力を発揮します。
例えば①という問題を完全に理解したとして、次に②という問題に出会いました。
「あっ、この②の問題って①の問題のココとココの部分が違うだけであとはパターンは一緒だな」
上記のような「パターンを掴む」という手法を学ぶことができます。
つまり基礎力がしっかりあると応用に対して強くなり、その後の勉強の進行具合が格段に良くなります。
まとめ:【問題集】はまず1冊を完璧にしよう
ここまでの流れをまとめます。
上記のような流れを汲み、問題集をまず1冊を完璧に仕上げましょう。
それが早道です。
反対に避けたほうが良いのは、以下です。
【NG】1周だけして終わり➡別の問題集を購入
良質な記憶を脳に定着させることが先決です。繰り返し解くことで問題にもパターンがあることに気づきます。気づきが生まれたら次はそれに慣れる。そこを狙いましょう。
それが出来たのであれば次の問題集へと移っても良いと考えます。
いかがだったでしょうか。今回の記事が資格勉強を進める上でのちょっとした参考になれば幸いです。
★私が資格「簿記2級」勉強時に、問題集を何周もした経験を別記事にて紹介しています。どんな経過を辿っていったか具体的に書いているのでこちらも参考にしてみて下さい。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
お疲れ様でした!頑張ってね!