【簿記2級】問題集を周回し、難問を突き止めたら型にはめる「弱点克服方法」

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簿記2級

こんにちは、プッキー(@pukky)です。

このブログでは、主に「資格勉強」について個人的ノウハウを発信しています。

簿記2級の勉強してるけど難しいって感じる。難しさのせいで頭の中が上手く整理できない。

合格率も最近は低いって聞くし、やっててなんとなく自信なくなってきた。勉強を上手く進める対処法ってないかな。

上記のお悩みに答えます。

この記事の内容
  • 簿記2級の難しい部分を絞り込む方法
  • 難しい部分を分析して試験向けに整理する方法
  • 整理した難しい部分の集中的追い込み方法

私自身の取得資格総数は8つ。どの資格においても勉強する際は、

何が分からないかが分からないという迷子状態を絶対に防ぐ

というのを肝に銘じて実行していました。

「単に問題が分からない」ってのはあって当然です。ですが勉強も中盤になりかけて、その分からない問題がどれとどれなのかきちんと整理し、分析できているでしょうか?

実はこれが整理できているだけで終盤「弱点強化」の集中追い込みができます。

※またそれにはこのブログサイトでもおすすめしている問題集周回の勉強方法がとても相性が良いんです。

特に独学勉強している場合、客観的にその勉強を見てくれる人が居ません。ひたすら突っ走るだけではマンネリにもなります。よってこの考え方が重要になってくるんです。

では早速いってみます。

【簿記2級】問題集周回で難問を特定し、細分化を図る

難しさ

このブログサイトでは簿記2級を勉強時、以下の「勉強方法」と「問題を解くにあたっての進め方」を推奨しています。こちらを読んで頂ければより理解も進みやすくなります。※下記リンクとなっています。

まずは問題集を周回することで難しい問題を特定する

同じ問題集をおおよそ5,6周以上した時点で、同じ問題なのに何度やっても解けないモノがでてきませんか。

例えば私の場合でいうと、下記のようになります(参考にでも見てみて下さい)。

  • 備品の除却(200%定率法使うやつ)【商業簿記】
  • 固定資産の割賦購入【商業簿記】
  • 株主資本等変動計算書(連結)【商業簿記】
  • 連結財務諸表【商業簿記】
  • 経過勘定【商業簿記】(3級の時から苦手)
  • 加工費の差異分析【工業簿記】
  • 製造間接費の予定配賦(個人的に激ムズでした)【工業簿記】

同じモノがあったりしたでしょうか。

それはさておき、こういう「何が難しいのかを判別する」のって「1周」問題解いただけでは分かりません。今は解けなくても後々潜在的に解ける問題もあるからです。

本当の意味で解けない問題というのは、この同じ問題集をもっと何周も繰り返していくと判明してきます。

人にもよりますが、およそ5、6周目の後半にでもなれば、

  1. 問題をパッと見ただけでも解答の構図が浮かぶモノ
  2. ほぼ手が進まないモノ(というより解説みてもなんだか理解できない)

上記のようにクッキリ見えてくるようになります。

正直言えばせっかく頑張ったのに②のような手が進まないモノがあるってくやしいですよね。

でもそれってある意味成果なんですよ。炙り出しに成功したんです。

確かに解けない問題があると悲観的にはなります。でもそれに浸るのは3分くらいにして前を見ることです。むしろ喜ぶくらいの気持ちでいいんじゃないでしょうか。

TIPS

ちなみに私の場合、上記を実行した後に、理解できたモノには問題番号に目印(丸等)を付けて、「解ける、解けない」をぱっと見ですぐ分かるようにしてました。

解けない問題がテスト(本番)においてどの程度重要性があるかを細分化する

自分にとっての難問を炙り出したらその各タイトルを箇条書きで紙に書き出し、整理しておきます。

そして覚える優先度を決めます。判断材料としては、

  1. 点を取りにいきたい問題か(第1問、第4問(1)の仕訳等)
  2. 試験に出やすいか、出にくいか
  3. 部分点で稼げる問題か
  4. 数珠つなぎのように全体に影響してしまう問題なのか
  5. ↑4に関連して確実に覚えておきたい計算方法が含まれているか

特に4と5に関しては工業簿記などでよくあります。

4について・・・例えば標準原価計算等は一連の流れを問われたりするので、ある数字にミスがあると全体の計算に影響があります。

5について・・・例えば総合原価計算等で行われる原価の配分→「先入先出法」や「平均法」等です。これも全体の数字に影響が出ます。そもそもこれは知ってる前提で挑まないといけないようなモノです。優先度が高いといえる問題内容ですよね。

※上記はあくまで参考例。自分なりに見つけ出してみましょう。

★もっと合格のために貪欲になりましょう。そのためには配点を狙った戦略も必要です。

  • 合格するためには何が必要か
    • 【点数】
  • その点数を多く取るためには何が必要か
    • 【取りにいきたい問題、取らなきゃいけない問題を明確にする】

難易度が高い問題は「型」で攻め、テスト間際(終盤)に勉強する

ラストスパート

前の章で優先度を決めました。

そしたら次にその難しい問題のみをまた何度も周回していきます。※もう解ける問題はいったん休憩です。

その際は試験当日までの残り時間を考えつつ、先ほど決めた優先度の高い問題に特に時間をかけていきます。そして少しずつ少しずつクリアできるものを増やしていきます。

そうすると最終的に残るもの、つまり何度やっても頭にはいってこない自分にとっての究極の難問が残ります。

ちなみになんですが私の場合の究極の難問は「連結会計」でした。

まあ簿記2級といえば連結会計でつまずくとよくいわれていましたが、案の定私もつまずきました(笑)。※正直言うと連結会計ってやること多くて面倒なんですよね。

ですがそうも言ってられないと。究極の難問だけどテストには出るよと。

じゃあどう料理するかって話になるんです。

さきほど「やること多くて面倒」という話をしました。それってつまりやることを頭の中から引っ張り出してくるのが非常に労力要るってことなんですよね。そうやって試行錯誤してるうちに次に何をやるか等を忘れてしまう。

じゃあ労力を減らすにはどうするか。

問題の【型】を作り、全体の流れを先に見極めてから解きにかかる

この場合だと、

骨組み手順書(やることリスト簡易版)を作ります。全体像から攻めていくわけです。

ここまである程度周回してきたわけですからおおよその問題の流れは掴んでいると思います。

ですが、途中途中で「あっこれもしなくちゃいけない」「あっあれも」ってな感じで頭の中がまとまっていない状態になっていないでしょうか。

それをまとめるために自分なりの手順書を作るんです。

例えば先ほどの連結会計でいえばザックリいうと

  1. 支配獲得日の連結修正仕訳
  2. 支配獲得後の1期目の連結修正仕訳
    • 開始仕訳
      • やることは大きく何なのか
    • 期中仕訳
      • やることは大きく何なのか
  3. ~2期目の連結修正仕訳
    • 開始仕訳
      • やることは大きく何なのか
    • 期中仕訳
      • やることは大きく何なのか

上記のように「見出し」があって「小見出し」があってというような一連の流れを分かりやすくまとめます。そしてそれが瞬時にでてくるように訓練します。

【型】をまず作ってしまうイメージです。

もちろん問題によってはきっちり全てが型に当てはまるかと言えば、簿記2級の場合、ひねった難問が出てくるときもあるので一概に・・・というケースもあります。

とはいえその難問の型を自分なりに覚え書きとして作っておけば、何度もテキストに戻って読み返す手間が省けるし、解答までもっていけるスピードが上がります。※実際の試験では時間との闘いでもありますから。

理解や暗記も難しいという問題は勉強の終盤(試験直前)にもってくる

最後の難問の進め方、それは、

  • 最終的に残った難問達を試験直前の勉強期間にもってくる
  • 記憶が新しい状態で試験に臨む

人間忘れやすい生き物です。とりわけ難問などは覚えようとしてもすぐ頭の中からでていってしまいますよね。

それを直前に持ってくることで頭から逃さないようにするってことです。

これも一つの手です。

まとめ:簿記2級を独学で進める際の、難問への取り組み方

では今までの流れをまとめます。

自分にとっての難問を突き止めて潰していく
  • ステップ1
    問題集周回

    問題集を周回していく。5、6周程こなせば自分にとって「もうできる問題」、「できない問題」が判明する。

  • ステップ2
    目印をつける

    「もうできる問題」には丸をつけ、分かりやすくする。※問題集の解説書見出しなどに丸をつけます。できる問題を一度休憩させ、できない問題に焦点を当てます。

  • ステップ3
    難しい問題の特徴をテスト向けに細分化。優先度を決める

    配点にどう関わっていく問題なのか、設問全体に影響を与える問題なのか、確実に覚えるべき計算式が含まれているか等々を考慮し、優先度を決める。優先的なものには特に時間をかけまたさらに周回していく。

  • ステップ4
    問題の【型】を作り、全体の流れを先に見極めてから解きにかかる

    (解けないんだから角度を変えて戦略を練るとうこと)。骨組みとなる問題進行手順をザックリとまとめる。つまり型を作ってから攻める。

  • ステップ5
    最終まで残るような難問は本番近くに勉強し、記憶を新鮮にする

    難問の解法は難問だけに頭から出ていきやすい。よって時間を置かない直前にもってくる。

いかがだったでしょうか?

冒頭に戻りますが「何が分からないのかが分からない」状態っていうのは個人的に危険だと感じます。それをクリアするためにまずは問題集を周回していくことでそれを明らかにすることがまず第一優先です。

そして今回記事で紹介したやり方を進めていくのが個人的にオススメです。というか私はそういう風にやってました。

独学は自分との闘いでもあるので今の立ち位置(レベル)や、自分にとっての弱点を早いうちに知ることは勉強計画を練るうえでも非常に大切です。

以上。ここまで読んでくれてありがとうございました。

プッキー
プッキー

ちょっとした参考になれば幸いです。

お疲れ様でした!頑張ってね!

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