簿記2級ネット試験(cbt方式)に1度落ちたが奮起➡2度目で合格したときの話【どんなマインドで乗り切った?】

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深堀する

「簿記2級に落ちてしまった時」っていうのも想定として考えておきたいな。

そういう経験があって最終的に合格した人はどういう心境だったんだろう?

上記のようなお悩みに答えます。

本記事の内容
  • 簿記2級合格者である著者の、1度目に試験で落ちてしまった直後のリアルな状況
  • 不合格からどうやって持ち直し、合格まで至ったかの解説

※初めに、私自身の簿記2級試験に関する経歴を紹介↓↓

  • 簿記3級におよそ1か月で合格
  • その3か月後、簿記2級の試験を受ける
  • 1度目の受験は「不合格」。その2週間後に2度目の試験を受け簿記2級に「合格」

より詳しい経緯についてはこちらの記事を参考にどうぞ。勉強方法にも言及しています。

さて、試験というモノは必ず合格、不合格のどちらかに分かれます。それが現実。であれば不合格であった場面も想定しておくことは戦略として必要です。

なぜなら不合格を突き付けられ精神的ダメージを負った時に「全くの無策」だと、その後の学習の継続に大きく響くからです。やはり最後までやりきりたいですよね。

今回の記事は、私が実際に簿記2級を独学で勉強し、1度目の試験で落ちた時の体験談を載せています。そしてその際、「どういったマインドで乗り切り、また試験を受け直そうと思ったか」をガッツリ深堀しています。

一旦肩の力を抜いて「こういう人も居たんだな」くらいの気持ちで、雰囲気を実感していただければと思います。

それらを踏まえ、今回の記事の学びポイントは以下です。

この記事のポイント

思うような結果にならなかった時の「思考切り替えマインド」

簿記2級ネット試験(CBT方式)に落ちた【試験前状況を振り返る】

問題集をあらかたやり終え、試験に挑もうと思ったのは2021年夏。

元々ネット試験(CBT方式)の一択で受験を考えていました。

というのはネット試験(CBT方式)の場合だと「随時開催」のため、受験チャンスを多く得られるのと、合否がその場で即わかるため、履歴書に早く記載できるというメリットがあったからです。

試験を受けるにあたって、私のこのときの「自分の実力&心理状態」は以下の通りでした。

試験前の私の実力&心理状態
  • 80点付近で合格いけるだろう(高得点90点以上はあきらめ)
  • 単純な仕訳問題なら万全だ。
  • 損益計算書の作成はおそらく最後まで解けきれないだろう。部分点で得点を稼ぎにいく。
  • 連結会計の理屈はまだ完全には理解できていない。最後の追い込みで丸暗記に近い形で覚えたが勝負できるだろうか。
  • 工業簿記はある程度のパターンは頭に入れてきている。頼むから予想問題集とかけ離れた問題は出ないでほしい。
  • 簿記3級で試験形式には慣れているはずなのに・・・やっぱり緊張する

まとめると全体的に万全とはいえない状況。

それでも「80点はいけるだろう」という目算でした。まあ普通に考えて「70点はいけるだろう」みたいな状態で挑むと試験に落ちそうですもんね(70点が合格ラインなので)。80点取れるなら試験に挑んでもいいだろうという考えです。

その後、自宅でインターネットを介して試験会場(テストセンター)の予約登録を済ませました。

当時の状況を振り返ると、笑っちゃう話ではあるんですが、

受験登録時はマウスで該当の箇所をクリックをするわけです。このときはクリックするのも勇気がいるというか、

「おい、おまえホントにいいのか?そのレベルで大丈夫か?」

って心の声がうずまくわけです。やっぱりこの日のために散々勉強してきたわけですからね。だいぶ緊張してました。結局、最後の登録クリックするのに20分くらいかかりました(笑)。

※ちなみにその当時、試験日程は「受験すると思い立った1週間後くらい先」に設定しました。その間はザッと復習しつつ、忘れちゃいけない勘定科目とか、資産、負債、収益、費用の分類をもう一度洗い直して整理してたのを覚えています。

受験当日のネット試験会場の様子

試験会場の看板

当日の試験会場は何かビルの~階のような場所で行いました。簿記以外にも試験を受けに来る方達は居るので会場にはそれなりに人が並んでおり、そのせいもあって余計緊張していたのを覚えています。

とはいえ体調的には何も問題なく、頭は冴えてる状態。判断能力的には絶好調です。

ただもうここまでくると問題を頭の中でイメージするとか、思い返すとかは無理で、ただただ不合格にはなりたくない、という思いで必死でした。

ついにネット試験開始→うわっ落ちた(合否はすぐわかる)

ネット試験の場合、終了するとすぐに採点され合格or不合格がその場で分かります。受験用したそのパソコンの画面にバーンと表示されます。

試験問題を解き終わり、頭の中ではギリ落ちたなっていうのが分かる感覚がありました。というのは工業簿記のある箇所が丸ごと分からないという事態が発生したためです。どうやっても解けない。

仕方なく一旦飛ばして別の問題に移り、やっと解き終えてまたその工業簿記問題へ戻りましたが、やっぱり何度考え直しても解けないものは解けない。そして無情にも時間終了って感じです。

「くそ、この大問落としたら合格ライン超えるか怪しいな・・・でも何かの間違いで奇跡が起きないか」

という思いでした。そして

結果、不合格・・・【59点】

おそらく点数激減の一番の原因は、

全く見慣れない問題が出てしまい、手の打ちようが無かった、どのパターンにも当てはめることが出来なかった点でした。

当時その瞬間に、私が思ったのは、

  • 予想外したなー
  • こんなに勉強したのにダメなの?
  • 出た問題の運だったのか?もうちょっと違う問題だったら正解できたんだろうか?
  • 簿記2級の合格率は低いと言われていたが、自分では太刀打ちできないんだろうか?
  • 工業簿記のあの問題を解けていたら合格したんだろうか?
  • 受験料がー、あー(笑)

です。

この時の心理状態を分析すると、とにかく

悲しくて一旦閉じこもりたい

でした。

帰りの車中でショックを引きずる・・しかし

なるべく早く資格が欲しかったんです。というのは勉強中、無職だったから。ぶっちゃけて言えば自分の中のステータスをすぐに上げたかった、分かりやすく示したかった、という強い思いがありました。

でも落ちてしまった・・

何がいけなかったんだろう・・・ まあ、運が悪かったと言えばそうだが・・ あぁ、試験料が・・・ あんなにやったのに・・・ やっぱ2級から各段に難しくなるのか?・・

頭の中がグルグル。今こうやって客観的に見ても、

煮え切らない気持ちをなんとか言葉にして、あーでもない、こーでもないと葛藤していたんだと思います。

そうじゃないと心を保てない。そしてここで究極の選択が頭の中に舞い降りてきます。

やめるか、もう一度受験するか

考えた挙句、その場で決めるのは避けることにしました。なぜなら感情が揺さぶられてる時だから。そしてその感情がフラットに戻るには2.3日かかりました。

結果。もう一度受けよう!という考えに至りました。

一旦時間を置くことの必要性

感情が揺さぶられているとき、焦りを感じるとき、空虚感を感じるときは「一旦時間を置く」のが個人的にオススメ。戦略的撤退ってやつです。心が試験結果に支配されてるときは一度引きましょう。

ボクシングの動きが良い例です。「一度パンチを売ったら一旦離れ、相手との距離感を取りながら攻めていく」。そういった工夫が血の上った頭を柔らかくするのに効力あります。

再チャレンジに至るまでのマインド

心

私自身、「今まで積み重ねてきた勉強の成果をここでつぶされたくない」という気持ちがまだかすかに残ってました。

これは逆を返せば「簿記2級に対して確固たる思い入れが生まれるくらい勉強を続けてきた」から私の中でこの考えが発生したといえます。

合格を勝ち取るうんぬんは置いておいて、少なくとも目標に向かって努力を継続してきた勉強実績があるから「悔しい」っていう気持ちがその分量生まれたんです。

「悔しい」という意識を駆り立てるような力

も勉強している中で

ある種別の固有スキルとして知らずのうちに育まれてあった

というイメージです。

その固有スキルが試験に失敗したとき発動し、また次の試験に挑もうという気持ちを湧き起こした、と私はとらえています。

つまり

勉強って、勉強という知識を学ぶそのものの他に「精神的な何か」も鍛えている

というのが私の持論です。この領域はかなり重要な部分なのでそういった面をもっと掘り下げてみます。以下↓より。

勉強を積み重ねてきたことだって成果

資格を取ったという目に見える称号も勿論必要ではあります。でも目には見えてこない力も誇るべき必要な力だし、今後の社会生活のあらゆる局面で活きてくるモノです。

例えばそれは、

  • 継続する力
  • 計画する力
  • 工夫する力(勉強法など)
  • 下調べする力
  • 緊張感に慣れる力
  • 悔しいと思える力

これらは誇っていいし、自信を持っていいことです。誰かから評価されるだけが評価じゃなくて自分で自分を評価することも当然あっていいことなんです。

試験に落ちたという単一的なモノだけに目を向けるのではなく、視野を広く様々な観点から物事を見ることはその後の勉強の継続にとても大切な要素です。

そして最後にいえるのは今まで身につけてきた簿記の知識は別にdeleteで全て消されたわけではないという事です。まだ残ってます。

確かに私も試験に落ちた時、落胆していっときイヤになりもしました。でもあらゆる角度から振り返りました。それは例えば上記のような内容をです。そして結果「まだいける、まだいけるぞ」という気持ちへと変化していったんです。

※ただ誤解してほしくないのはもう一度試験を受けることが必ずしも良いわけではないし、受けないことも一つの正解だと思います。「受けないから頑張ってないということにはつながりません」。

どう選択するかは自分次第で自由

その後は試験問題集をまたやり込み、問題集やテキストの解説の記憶の抜けがないかをもう一度考察、そしてその後およそ2週間で合格へと食らいつきました。

最終結末的に合格だったからこうして記事にしてバンバン話せるっていうのは否定しないし、逆にまた落ちていたならそれはそれでまたヘコンでいたかもしれません。

その未来は自分には分かりません。

ここまで試験が落ちた時のマインドについて私の体験を交え、お話ししてきました。一言でまとめるなら

試験結果だけでなくそれまで頑張ってきた自分を評価するのも大事なことです。

めんどくさい感じでやるとかじゃないんです。斜に構えないで真剣に良い面を評価することです。

最後に今回の記事は私の体験からの1つの例です。マインドに関しては究極最後は自分次第です。試験を続ける、続けないも自分次第です。とはいえ・・・・今回の記事の中にあなたにとって参考となるヒントが見つかれば幸いです。

・・・・ちょっと精神論が続きましたね。ここでひとつ肩の力を抜いて深呼吸。心をフラットに落ち着けましょう。

ではでは。

プッキー
プッキー

ここまで読んでくれてありがとうございました。

助手A
助手A

お疲れ様でした!

★下記にて簿記2級勉強方法をまとめています。こちらも合わせてどうぞ。

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