※このブログでは、私が実際に7年以上にわたりビジネスホテルで培ってきた経験をまとめています。
ホテルのフロント業務で「一言これを伝えたい!でも、これ英語でどう言うんだっけ?」と悩んだことはありませんか?
日本語では簡単そうな表現でも、英語に翻訳するとなかなか言葉に詰まってしまうことがありますよね。そこで今回は、ホテルの接客で役立つ「スムーズな両替対応を目指すためのフレーズ」をまとめてみました。
「なんでこんなことも言えないの」っていう恥ずかしい場面から一刻も早く抜け出す。そのために英語コミュニケーションの基礎を身につけましょう!
✔今回はなるべく難しい単語は使わない楽に言えるフレーズを厳選してます。
今回はホントにシンプルなのですぐ読み終わると思います。
※なお、この記事はあくまで筆者の個人的な見解に基づいています。
【ホテルのフロントが学ぶ英語】両替対応フレーズ~お客様側version~
まず初めに、
「お客様の英語が何を言ってるか」
・・・それを掴めないと接客する側もどう答えていいか把握できません。なのでどのようなパターンがあるか見ていきましょう
パターン① お客様「両替をお願いできますか?」重要単語【change】
Could I get some change, please?
両替をお願いできますか?
まず「change」という単語は、大きいモノから小さいモノにお金を崩したときの少額硬貨or紙幣を指す場合もあります。そしてそれを「could I」と「get」で丁寧に「”お金を崩したモノをgetしてもよろしいですか?」と聞いてます。
まあでも上記のように丁寧に聞いてくる人もいれば、単にお金(お札)を見せてきて「change」とだけ言ってくる人もいますね。そしたらOKといって両替してあげればいいでしょう。
※ちなみに「could I」は日本語で言うと「クドゥアイ」というよりも「クダイ」に近い発音です。
パターン② お客様「1000円を100円に両替できますか?」重要単語【change~ into~】
I need to use the coin laundry and would like to change 1000 yen into 100-yen coins.
コインランドリーを利用する必要があるので1000円を100円に両替したいです。
文章を考察していきますね。
まず「need to ~」で「~する必要がある」という意味。次に「would like to」で「~したい」と相手に伝えたいときに使います。※ちなみに「want to」も「would like to」に近い意味ですが「would like to」の方が少し丁寧な感じになります。
✔ここで気になった方も居るかと思いますが、この「I need to」と 「I would like to」ってよくよく考えると意味が似てます。つまり使い分けが難しいと。そんなときは「必要性」が高い場合にneed toを使うようにします。
次に今回の一番ミソ的な表現「change A into B」。これは「AをBに変える」です。なのでこの上記の文章だとAが1000 yen、Bが100-yen coins.となります。
✔ちなみに1000円を500円と100円にしたい場合は
I would like to change 1000 yen into 500-yen and 100-yen coins.
andをつけて両替の内容を付け足します。
【ホテルのフロントが学ぶ英語】両替対応フレーズ~接客側version~
次は接客側の英語表現です。
フロント側「どのように両替しますか?」 How would you like~
お客様から「両替したいんだけど」と言われるとき、向こうから100円5枚、500円1枚等と指定されない場合もあります。そんなとき、あらかじめお客様に聞いておくと良いフレーズです。
(”両替したいんだけど”に対して)Of course, how would you like the change?
かしこまりました、どのように両替しますか?
フロント側 「お預かりします」は「Thank you」で良い
お客様からお金を預かったときは「○○○円お預かりします」と日本語でなら言うと思いますが、英語で言うときどうするか?私は個人的に「Thank you」で良いんじゃないかなって考えてます。楽だし(‘;’)
(お客様からお札を預かって)Thank you.
お預かりします。
例えば”別の表現”で○○○円お預かりしますと言いたいとき、「Out of ○○○円」という告げ方もあります。・・・ただまあ丁寧に言うことも大事だけど、”すぐ両替する”という接客(スピード性)も大事なのであまり得意じゃなければ「Thank you」だけでいいでしょう。
フロント側「こちらがお返しとなります」 Here is とchange
Here is your change.
こちらがお返しとなります。
自分の手元にあるものをお客様に差し出すわけなので「Here is ~」を使います。Hereが「ここ」と、訳されるのは分かると思います。その次に「is」で「存在」のbe動詞。最後に、じゃあ何が存在するの?➡change「両替した硬貨」。
全部繋げて「ここにchangeがあります」となり、だいたい日本語での意味合いとして「お返しになります」的な感じになるわけです。
フロント側「両替は受け付けておりません」
I’m sorry, but we can’t exchange money here.
申し訳ありませんが、こちらでは両替をすることはできません。
両替を受付できない場合もあるので念の為載せました。
言い回しが分からなければ最悪シンプルに単語だけで伝えるのもアリ
これまでいくつか接客の英語フレーズを紹介してきました。
ある程度まとまりのある言い回しで案内してきましたが、実際、というかぶっちゃけ頭にこれらの英語が浮かばないときは、
「OK」「Please, Just moment」「Sorry」「We can’t」のような超簡単でシンプルな言葉でも良いんじゃないかというのが私の感想です。言葉を思い浮かべようとして無言の時間と待ち時間が発生するよりマシかなと。
ただそれなりのジェスチャーと、(何度もこのブログでも言っていますが)笑顔と明るい声は必要です。
あせらず徐々にできるようにしていきましょう。
ではでは、ここまで読んでくれてありがとうございました。(*^^)v
✔ホテルフロントのための英語記事まとめは下記リンクから