※このブログでは、私が実際に7年以上にわたりビジネスホテルで培ってきた経験をまとめています。
ホテルのフロントで仕事をしていて「一言これを伝えたい!でも、これ英語でどう言うんだっけ?」と悩んだことはありませんか?
日本語では簡単そうな表現でも、英語に翻訳するとなかなか言葉に詰まってしまうことがありますよね。そこで今回は、ホテルの接客で役立つ「モーニングコール受付フレーズ」をまとめてみました。
モーニングコールの受付はそんなに難しくないです。相手の希望時間を確認するところさえキチンと抑えておけば後は簡単な英語で事足ります。(おそらく中学生~高校1年くらいで習うんではないかくらいの英会話)
というわけで、
✔なるべく難しい単語は使わないシンプルに言えるフレーズで厳選してます。
では早速いってみましょう。
※なお、この記事はあくまで筆者の個人的な見解に基づいています。
【ホテルのフロントが学ぶ英語】モーニングコールのフレーズ~お客様はこう頼んでくる~
まず初めに、
「お客様が話してくる英語の理解」
・・・それを掴めないと接客する側もどう答えていいか把握できません。なのでお客様が言ってくるであろう英語フレーズをまずは見ていきます。
※内線でのやりとりを想定しています
お客様:「モーニングコールをお願いできますか?」
Hello, I would like to request a wake-up call for 7:00 tomorrow morning, please.
もしもし、明日の朝7:00にモーニングコールをお願いしたいんですが・・・
【解説】 重要表現~wake up call~
まず前半の部分、「I would like to request a wake-up call・・」でモーニングコールをお願いしたいと言っています。
ちなみにモーニングコールという言い方は日本人相手には通用すると思いますが、海外の人相手の場合は「wake-up call」です。※本来は「morning call」 ではなく「wake-up call」が正しい言い方なんです。
さらに付け足しておくと、「お願いしたいことがあるんですが」という聞き方は上記以外にも、
- There’s something I’d like to request.
- There’s something I’d like to ask you.
- Can I ask you favor ?
- Could you do me a favor ?
等々様々です。
では次に後半部分、「~for 7:00 tomorrow morning, please.」。
まず「for」が付いている理由として、具体的な時刻や期間を伴う場合、通常は「for」を使うようになってます。前置詞を置くことで文章の体裁を明確にしてる感じです。
そして最後「tomorrow morning, please.」これはさすがに分かりますよね。”明日の朝”です。
【ホテルのフロントが学ぶ英語】モーニングコールのフレーズ~接客側はこう言う~
お客様がモーニングコールを頼んできたが特に時間を言ってこなかった場合、こちらから「じゃあ何時にするの?」と聞く必要がありますよね。その辺から解説していこうと思います。
ホテルフロント①:「何時にモーニングコールをご希望ですか?」
What time would you like to receive the wake-up call?
何時にモーニングコールをご希望ですか?
【解説】① 重要表現~What time would you like to~
What time は具体的な時間を聞くための疑問詞フレーズ。would you like to で相手の希望を丁寧に聞いてます。 to receive the wake-up call? のreceiveは「受け取る」で最後にthe wake-up callと来て「モーニングコールを受ける」となります。
ホテルフロント②:「かしこまりました。○○時に設定致します。」
Sure, we will give you a wake up call at 7:00 AM.
かしこまりました。モーニングコールを7時に差し上げます。
お客様が「I’d like it for 7:00 AM」と時間を指定して来たら上記のように答えます。
ここでちょっと時間に対する知識を。時間については下記の語句を伴う場合もあります。
- in the morning で午前
- in the afternoonで午後
- in the eveningで夜(晩)
例えば「at three in the afternoon(午後3時)」のように言えますね。
また他にo’clockを伴う場合もあります。例えば、
「at three o’clock in the afternoon(午後3時)」のように使ったりします。これは3時ジャスト、つまり3時丁度と言いたい場合に用いられます。
次に7:15分などの言い方です。”分”を伴う場合ですね。
- 7:05: “At seven oh-five in the morning.”
- 7:15: “At seven fifteen in the morning.”
- 7:25: “At seven twenty-five in the morning.”
- 7:30: “At seven thirty in the morning.”
- 7:45: “At seven forty-five in the morning.”
05分はoh-fiveです。ここだけ注意を。
またPastを使った表現もあります。「Half past seven in the morning」で7:30になります。この辺はちょっと難しいのでこれ系はまた後日まとめてみようと思います。まずは基本を大事に。
ホテルの内線(英語)は結構多い
ここまで「ホテルでのモーニングコール受付に関するやりとり」を英語で行なう場合、どう対応するかについてまとめてきました。
実際私が接客を行なっていたホテルでは、海外の方の予約はほぼネット上で行なわれるので外線の問い合わせはそれほど多くなく、実際に滞在中のお客様からの内線受付の方が圧倒的に多かったです。
まあ普通に考えて他国にきて何も分からない状態なのだからホテルフロントを頼りに色々質問してくるのは当然のことといえます。
今回のモーニングコールの受付はその中でも簡単な方だと思います。慣れてない人はまずここを皮切りに英会話の実力を身につけていきましょう。
ではでは、ここまで読んでくれてありがとうございました。(*^^)v
✔ホテルフロントのための英語記事まとめは下記リンクから