【接客】硬すぎない自然な声のトーンと出し方でお客様との対話を楽しむコツ

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接客について考える

このブログでは仕事スキル上達のためのノウハウを解説しています。

「自然な声のトーンで接客するコツ」って言うけど、実際にどうやって良い印象を持たれる自然な声を出せばいいの?何か具体的な方法やアドバイスはある?

上記のようなお悩みにお答えします。

この記事の内容
  • 初めの1音に集中
  • 唇や口の周りを必要以上に動かさない
  • 優しい感情を口に乗せる
  • 一度は録音して聞いてみるべき
  • 私の経験から

この記事を書いてる人は・・・

  • 接客10年以上
  • コンビニ、結婚式会場、ビジネスホテル、店舗販売などの接客を経験

実際に私もお客様には何度も注意され、その度に接客の仕方に工夫を入れては自分を磨いてきました。

今回はその中でも「接客時の声のトーンの作り方、出し方」について解説していきます。

接客時の声の使い分けが上手くできない・・・と感じている人はぜひこの記事を参考にしてみてください。

※ここで述べられていることは一個人の見解です。人によって声の出方は千差万別なのであくまで参考として読んでいただければ幸いです。

接客時の声のトーンと出し方を極める

色んな接客

日常話す声と接客時の声の出し方(トーン)は別物です。

相手はお金を払って自分たちのサービスを受けに来ているわけなので、馴れ馴れしい不快な声は基本受け付けないということになります。

よってお客様に寄り添った「声」を出す必要があります。※特に日本ではその傾向を出すことが求められます。

声のトーンを調整するには第一声の第一音から

まず第一声の第一音で声のトーンを決めます。(同時に役者のようにその声の人物に入り込んでください)。

では具体的に説明していきます。

  • まず「あ~」と声を出します。おそらく喉奥から声が出ると思います。
  • 次に声を鼻に響かせます。「あ~」から「ん~」にして鼻腔に響きを移します。高い声を響かせてください。
  • その「ん~」をもうちょい高くします。「ん~↑」ってな感じで。※声は張り上げず、喉に力をいれすぎず。やわらかくです。
  • その状態を維持したまま、なるべく維持したままですよ?声を「あ~」に変化させてください。
  • これが第一音の作り方です。自分でちょうどよい高さに調整してみて。

上記の声のトーンを維持しながら言葉を話していきます。※ここではまだ音を作っただけです。

第一音で高い声が出せればその後に続く言葉も引っ張られてある程度高い声でいけます。すべて第一音の高さでいかなくてOKです。徐々にトーンが落ちてくるかもしれませんがそれは問題ありません。

※逆を考えると分かりやすい。第一音が低すぎるとすべて引っ張られて低くなってしまいますよね?

で、ここからが特に重要。

この高い声のままだと薄っぺらい声のままなので、そのまま地声(喉側)のボリュームを上げてください(そんなに上げ過ぎる必要はありません)。

だいたい鼻側4、喉側6くらいですかね。で、息を楽にゆっくり落ち着いた声で出してみてください。苦しそうに出す必要はありません。ちょっと喉に力が入るかもしれませんが、その”ちょっと”だけで大丈夫です。

唇や口の周りを必要以上に動かさない

唇や口の周りを必要以上に動かしすぎないようにしてください。確かにハキハキして聞こえはいいんですが自然じゃないですよね。

まず口が疲れるし、喉にもくるし、首筋にも力が入ります。これで長時間話せますでしょうか?必要最低限で大丈夫です。省エネしましょう。

ただし固有名詞や、ここはしっかり聞いてもらいたいというところは要所でハッキリ言う必要はあります。その時のために喉の力を温存しておきましょう。

※あまりにハキハキした声は相手にプレッシャーを与えると私は思ってます。

優しい感情を口に乗せる

先ほど「唇や口の周りを必要以上に動かしすぎないようにしてください」、と伝えましたが、動かし過ぎない代わりに

優しい感情を口に乗せてください。

難しければ優しく子供に声をかけるときを思い出してください。愛しさを持って語りかけますよね。あのときの声に似ています。

あくまでそれに近い感情ということです。大人のお客様がほとんどだと思いますから「敬う感情」もそこにミックスさせましょう。

この思いを声に乗せることでおそらく少しゆっくりめで落ち着いた声になると思います。

総合するとどんな声になるか

これまで述べてきた声の出し方を総合すると、どんな声になるかは下記のとおりです。

程よい自然な高めのトーンで、わざとらしくなく、ゆっくりめで落ちついた声

上記のような声を想像してみてください。聞いていて気持ちの良い声だと思いませんか?

このような声を使いこなせればお客様の心にも上手く入っていきやすくなります。

1度は録音して聞いてみるべき

スマホの機能でもなんでもいいので1度は自分の声を録音して聞いてみましょう。自分が思っていたのとゼッンゼン違いますから。

それで修正していって自分が聞いても「感じのよい声」だなって思うところまでやってみてください。

正直それをしただけでもだーいぶ変わりますよ。

コツとしては声に力みが入ってるなって思うところをほぐしていって落ち着いた声を目指すことです。自分で聴いてて気持ち悪いクセがあるなとおもったら自然にしていきましょう。

最初の方で声の出し方を説明しましたが、そういった論理的な方法論よりも、直感で良い声のトーンを掴みたいというのであれば録音して何度も修正していったほうが早いです。

頭の中で想像した声よりも実際に生で聴いた声のほうが当然現実に則しているからです。

私の接客経験から

力を伸ばす

ここまで接客時の声のトーンに関する説明を行なってきました。

ここからは接客を通した私の声にまつわる体験を話していきます。

※接客を始めたばかりの人は最初は誰しも上手くいかない(大多数の人は)ということを感じ取ってもらえればと思います。

何度も声に関して注意された

私が接客を本格的に始めたのは大きい建物の宴会場でして、そこで食べ物を送り届けるホールの仕事をしていました。

初めの頃は先輩によく「なんだか怒っているような声に聞こえるよ?」とか「元気がない、声が小さい」としょっちゅう言われてました。

でも自分では全くその気はないんです。しっかり声だしてますよと。

なのに相手から聞くとどうやらそう聞こえるらしく、元々の声が低いのも相成って接客向きの声とは到底いえないような状態がずっと続きました。

自信を掴み始めたのは自分の声の録音を繰り返してから

この接客用の声には非常に悩みました。

まず初めに改善するためにはどうすればいいかと考えたとき、一番初めに思い浮かんだのは「身近な上手い人の真似をする」でした。

現場で一番お客様に好印象を与えていそうな人の声のトーンを真似るんです。※しゃべり方じゃないですよ。発声と気持ちの乗せ方です。

するとやはりある程度高いトーンで話しているのに気づきます。そしてその”接客声”を出すのに恥ずかしさは一切ないことが分かりました。

“接客用の声”って初めのうちは抵抗があるんですよね。出したこともないし、ちょっとわざとらしく感じるから。

でもそれは考え方が逆なんです。そういった「わざとらしいんじゃないか」とか「恥ずかしいよ」と感じながら出す声こそが「よろしくない声」なんですよね。

私はこれらを払拭するために、自分の声を録音することを思いつきました。

なぜなら自分で聞いても自分の声が良い!と思えることが自分の自信につながる出発点だと思ったからです。

客観的に自分の声を聞き、最終的に「癒される・・・」と思えるまでたくさん接客フレーズを繰り返しました。飽きてきたら好きな曲を納得のいくまで歌い続けもしました。とにかく色々試して録音した自分の声を聞き続けたんです。

安心する声と言われるように

録音もずっと続けていくと自分の声の方向性というのが見えてくるんですよね。「こういう風に思われたい」と日ごろ感じる声質を自分で求めるようになるんです。

私の中では接客するときに思われたいこと・・・それはつまり「聞いてて安心する声」というのが第一でした。

そこからはもう只々その声がでるように特訓していくようになります。

そして月日も経ってあるときこういう風に言われたんです。それはちょうど私がお客様と電話で会話しているのを隣で同僚が聞いていたんですが、その同僚に、

「あなたの声ってなんか安心する声だよね」と。

そのときは嬉しかったですね。まあお客様本人から言われたわけではないけど、自分が思い描いたとおりに特訓を積めば、その感覚が他の人にも伝わるということが分かったわけです。

とはいえその同僚の言った言葉は単なるあてずっぽうではなく、その頃から次第に私自身も接客時の声、トーンの作り方には自信を持つことができました。

それと同時にお客様の反応も良くなっていき、自分の中で能力が何か一段階レベルアップしたように感じました。

★これが接客の「声」に関する私の経験談です。それなりに苦労したんですよ。

まとめ

お店の接客

これは余談ですが、よく筋トレをするときはその筋肉部位に意識を向けて行なったほうが、刺激を与えやすくなるっていいます。

それはこと「声」に関しても同じことが言えると思います。

声ってどんな風に出るんだろう。良い声ってなんだろう。口をどう使うんだろう。どう響かせるんだろう。感情を乗せるにはどのようにイメージすればいいんだろう・・・。

一度掘り下げて「声」というものに意識を集中してみてください。そうすればきっと今現在より良い声の成長へとつながっていきます。

★ここまで読んでくれてありがとうございました。少しでも参考となれば幸いです。

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